人と気持ちよく関わるための3つのルール

人と気持ちよく関わっていくには3つのルールがあります。
(ⅰ)他人の問題を抱え込まない。
(ⅱ)短い話を数多くする。
(ⅲ)笑顔

(ⅰ)他人の問題を抱え込まないことは

では、どうして他人の問題を抱え込んではいけないのでしょう。
それは、自分の問題を解決できるのは自分だけで他人の問題は解決してあげることは不可能だからでしたね。

これと関連する“変えられるもの”と“変えられないもの”を示しておきます。
● 変えられるもの → 自分、過去、他人
● 変えられないもの → 未来
となります。

さらに、変えられるものには順番があります。
必ず、
① 自分の意識(心)→ ② 過去の整理→ ③ 自分の意識→ ④ 過去の解釈→ ⑤ 他人
の順番で変わります。これは次の人生ステージ4と5においても同じです。

ひとつ例をお話しましょう。
お母さんが息子に勉強するように言ったとしましょう。
「家に帰ったらスグに勉強しなさい!」

すると返ってきた言葉は、
「うるさいクソババア」
でした。

もちろん、お母さんは不愉快になりました。
そして、次の日もお母さんは息子に勉強するように強い口調で言いましたが、 やはり返ってきた言葉は、
「うるさいクソババア」
でした。

今日もまた、お母さんは不愉快になりました。
次の日も、また次の日も同じことの繰り返し。
これでは、「うるさいクソババア」と、録音されたテープのスイッチを、 毎日押し続けているようなものです。

いきなり相手を変えようとしてもうまくいきません。
自分が変れば相手も変わるものなのです。
自分に近寄ってくる人は自分に似たタイプの人が多いですから。


私がサラリーマン時代に職場を観察していると、 他人の問題を抱え込んでしまい困った顔をしている人が沢山いました。
この世界では他人の問題は解決できないように創られています。」
せいぜいその人の問題を先送りしてあげることぐらいしかできません。
逆に、自分の問題を他人に解決してもらえなくてイライラしている人もいます。

私の観察では、10 人中 9 人以上の人がこのあやまちを犯しています。
出来事が発生した場合、
“それが自分の問題なのか?”または“他人の問題なのか?” を初に見極めなくてはなりません。

繰り返しますが、
「この世界では他人の問題は解決できないように創られています。」
だから、初の見極めが大切です。

具体的にどうすればよいのか?
大事なことなので繰り返します。
「まず、それが自分の問題だと仮定します。」
そして、どうすれば解決できるかを考えます。

私の場合、1 時間考えて解決策が出ない場合、他人の問題を抱え込んでいると判断しています。
実は、10 個中 9 個以上は、自分の問題であるのです。
つまり、独力だけで問題解決可能なのです。
ところが、ほとんどの場合それが他人の問題だと勝手に思い込み、 他人にどうにかしてもらいたくてイライラしているのです。

例えば、部下(子供)が自分の思い通りに動かない場合・・・
「なぜ、私の言うことが理解できないのか!?」
または、
「言っていることを正確に聞くように!」
と怒ってしまいます。

しかし、これらは自分で問題解決が可能なんです。
理解できるようにひとつずつ指示すれば良いですし、 正確さを要求するなら、文書と口頭で伝えればよいのです。

一方部下の立場からみると、
「話が長くて、どこがポイントか分からないよ!」
「要点だけを簡潔に伝えてくれれば分かりやすいのになぁ!」
と、思っているかもしれません。

さらに、部下は部下で上司の問題を抱え込んでしまっているのです。
「つまり、どうすればよろしいのでしょうか?」と、確認を取ればいいのです。
勇気がいるかもしれませんが、ズルズルと他人の問題を抱えても 欲求不満がたまるだけです。
「他人の問題を抱え込まない。」これを実行するだけで、心が開放され楽になります。

(ⅱ)短い話を数多くする。


会話は、人と関わっていくのに必要な道具です。
会話の中でもコチラの考えを相手に効率よく伝える方法をお話いたします。

相手にかったるい思いをさせることなく、 自分の話を聞いてもらうにはコツがあります。
それには、
1、「主張の結論」 2、「理由の結論」 3、「方法の結論」
で基本を構成すればよいのです。

“結論”というところがキモです。
話す順番は「主張の結論」を初に持ってきます。
もともとコミュニケーションの元となる言葉は、自己主張するために生まれたものです。
その「主張」に、「理由」と「方法」が結びつきました。

この「主張」「理由」「方法」が、会話をするうえでの三大要素です。
いつ、どこで、誰が、などはあとから引っ付いてきたものです。
そして、この「主張」「理由」「方法」は、必ず結論でなければなりません。

「主張の結論」「理由の結論」「方法の結論」
というように初に結論を出せば、相手にかったるい思いを感じさせません。
さらに、それぞれの話す時間は10秒以内にします。
これも相手にかったるい思いをさせないためです。
オチと結論のない話ほどつまらないものはありませんから!

しかし、話す回数は多くします。
これは関わった回数が多いほど相手の信頼感も増すからです。
ザイオン効果といいます。

日常会話では、 「主張」+「理由」または「主張」+「方法」の組合せ の場合がほとんどです。
気をつけなければならないのは、自分の主張が相手と違う可能性がある場合です。
この場合だけは相手の反発を買わないために 1、「理由」 2、「主張」の順番にします。


1、「主張の結論」 2、「理由の結論」 3、「方法の結論」
の三大要素に気をつけて話を進めていけば、 あなたは相手とスムーズなコミュニケーションを取ることができます。

(ⅲ)笑顔

「人は自分に好意を持ってくれた人に好意を持つ。」

初対面の女性からトビっきりの笑顔で挨拶されたら、 私はその女性の存在が気になり、そして惚れてしまいます。
人々は、幸せ感が漂っている人に集まりたがります。

幸せ感の正体は、笑顔です。
人は本能的に結果から見ていくものです。
笑顔は幸せの結果なのです。
「この人のところに行くと、何か自分にも良いことがあるような感じがする。」
と相手に感じさせるのです。

日本には「表情研究家」という人がいます。
その人によると、口角を上げて、目じりを下げる。
つまり、顔に丸を作ることが基本のようです。

まず、自分から相手に笑顔を差し上げる。
これが大事です。

私の例で恐縮ですが、転職して間もないころ、 担当者から設備の稼動方法を教わりました。
私の物覚えが悪かったせいもあるのでしょうが、 担当者の顔がだんだんと険しく、口調もきつくなってくるのが分かりました。

その時の私は、説明を聞きながら
「誰でも初は難しく感じるものだから、 優先順位をつけて教えてくれれば覚えやすいのになぁ!」
と思っていました。

担当者が所用のため、3分ほど席をはずしたとき、私は考えました。
「それにしてもあんなにきつい表情をして本人は気付かないのか?」
と思ったときに、「はっ」としたのです。
もしかしたら、私も同じ表情になっているのでは!

私はこっそり笑顔を作ってみました。
すると顔の筋肉が大きく動いたのが分かりました。
今まで、口をへの字にし、目はつり上がって、顔はまさしく×を作っていたのです。
相手の表情を険しく変えた原因は自分にありました。
そこで、私は担当者が戻ってきたときに、 できるかぎりの笑顔で対応しました。
多少引きつっていたかもしれませんが(笑)。

すると、相手は少し戸惑った様子でしたが、すぐに笑顔で返してくれました。
それからは、お互い笑顔で接するようになりました。
人間関係に笑顔は大切な道具の一つです。

 

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